飛鳥園について

飛鳥園は大正11年、朝日新聞社に在籍していた写真家、小川晴暘が会津八一の熱心な勧めを受け、
仏像など文化財の撮影を行うため創業いたしました。
その後『室生寺大観』『法華堂大観』などを初めとした写真大観類等を発刊。
また中国、大同雲岡石窟の撮影や、アンコールワット、ボロブドゥルなど、南方諸国の遺跡を撮影。

昭和25年には文化財保護法の制定とともに新しい国宝・重要文化財の指定の為、
資料写真の撮影を文化財保護委員会(文化庁の前身)より委嘱されました。昭和43年に株式会社飛鳥園を設立。
以来、小川晴暘の後を受け継いだ三男、小川光三が、仏像を初め、仏画や文書、寺院の伽藍や社殿などの寺社文化財、
宗教空間やその風土等の撮影を続けてまいりました。